2024.04.18
お知らせ
このたび、GLOCOM六本木会議は、提言書「すべての人に「情報Ⅰ」の内容を!DXのスタートラインとしての国民的素養」を公表しました。
本提言書は、2022年度より高校の必履修科目としてスタートした「情報Ⅰ」の内容を国民的素養として位置づけ、あらゆる世代や立場にある人々を対象に展開・活用し、デジタルを豊かな市民社会の実現に役立てることを趣旨としています。2023年度に開催した六本木会議オンラインでの議論をもとに、専門家らによる討議をふまえ、行政、産業界、教育機関、そして国民ひとりひとりが今すぐ取り組むべきことをとりまとめる形で作成されました。
素養とは、日々の学習から身に付けられた技能や知識、態度のことを指します。「情報Ⅰ」の目的は、情報を見極め、読み解き、活用する知識と技術を通じて、問題を発見し解決することにあります。この素養をあらゆる国民が身に付けることができれば、多様化・複雑化する日本社会においても、「情報Ⅰ」が共通項となり、人々のコミュニケーションと協働が促され、社会課題の解決と、やがては日本の成長へつながることが期待されると私たちは考えます。
人口減少社会においてもなお、日本の産業競争力を強化し、活力ある地域社会を実現し、質の高いサービスの提供を継続する有効な手立てとして、「情報Ⅰ」の内容を最大限に活用できるよう、それぞれの立場から課題解決の一端を共に担ってほしいと願うものとなっています。この提言を契機として、より幅広い多くの国民に「情報I」の内容を届けるべく、今後も活動を推進してまいります。
■問い合わせ先
GLOCOM六本木会議 事務局(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター内)
担当:小林・小島
app[at]glocom.ac.jp ※[at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。