2023.08.28
お知らせ
※本セッションは、2023年8月23日(水)にZoomウェビナーとして、事前参加登録をしたリモート参加者約155名にライブ配信されました。
近年、大規模言語モデルを活用した ChatGPT に代表される生成型のAIシステム対する関心が爆発的に高まっている。従来のAI技術と比較しても革新的なイノベーションを引き起こすと期待される一方、人間社会に対して従来型のAIシステムとは異なるリスクをもたらす可能性が指摘されている。
このような中、これまでの世界のおけるAIガバナンス・制度の経緯とその地域差を含む発展メカニズムについて整理した上で、このような新しい生成型のAIシステムの登場に対して、今後、どのような社会的リスクが見込まれ、また、世界的に懸念がなされているかを示すとともに、そのような中、欧州、米国、英国、中国などの世界各国や各国際機関において取り組みつつある新たなAI規制・ガバナンス政策の方向を示すことにより、今後の世界におけるAIガバナンス制度の方向性について論ずる。
市川類(東京工業大学データサイエンス・AI全学教育機構 特任教授/一橋大学イノベーション研究センター 特任教授)
1990年東京大学大学院修士課程、1997年MIT修士課程、2013年政策研究大学院大学博士課程修了。1990年、通商産業省(経済産業省)に入省し、各種の技術・イノベーション政策の立案に従事。2013年内閣官房IT総合戦略室内閣参事官、2017年産総研人工知能研究戦略部長等、2020年一橋大学イノベーション研究センター教授、2023年より現職。専門は、社会システムの観点からの技術・イノベーション政策の研究、特にデジタル・人工知能などの先端技術分野を対象。
前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/GLOCOM主幹研究員
1978年通商産業省入省、機械情報産業局情報政策企画室長、JETRO NYセンター産業用電子機器部長、IPAセキュリティセンター所長、早稲田大学大学院国際情報通信研究科客員教授(専任扱い)、富士通総研経済研究所主任研究員、サイバー大学IT総合学部教授等を経て、2018年4月から東京通信大学情報マネジメント学部教授、この間、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会専務理事、国際大学GLOCOM所長などを兼務。
GLOCOM六本木会議オンラインでは、今後も継続して、旬なテーマをピックアップし、セッションを開催してまいります。各回のセッションの収録動画は、Youtubeチャンネルにアップし、アーカイブ化することで、いつでもご覧いただけます。
また、GLOCOM六本木会議ウェブサイト(https://roppongi-kaigi.org/)より、事前参加登録をされた皆さまには、Zoomウェビナーを介してライブでもご視聴いただけます。