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2023.07.01

お知らせ

【動画公開】六本木会議オンライン#62 緊急アピール:どうなる?規制改革の医療データ二次利用~「デジタル社会を駆動する『個人データ』保護法制に向けて」提言フォローアップ

※本セッションは、2023年6月27日(火)Zoomウェビナー形式で、事前参加登録をしたリモート参加者約170名にライブ配信されました。

 

登壇者

  • 鈴木 正朝(新潟大学大学院現代社会文化研究科・法学部教授/一般財団法人情報法制研究所 理事長/理研AIP客員主管研究員)
  • 高木 浩光(国立研究開発法人産業技術総合研究所 サイバーフィジカルセキュリティー研究センター 主任研究員/一般財団法人情報法制研究所 副理事長)
  • 荻島創一(東北大学高等研究機構 未来型医療創成センター/東北メディカル・メガバンク機構 教授)
  • 前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/GLOCOM主幹研究員)

講演概要

先ごろ内閣府の規制改革推進会議が取りまとめた「規制改革推進に関する答申(令和5年6月1日)」では、「医療等データの利活用法制等の整備」として、「必ずしも同意に依存しない医療等データ利活用法制」が盛り込まれました。この内容を受け、本セッションでは、GLOCOM六本木会議が2022年12月22日に発表した提言「デジタル社会を駆動する『個人データ保護法制』に向けて」で記載していた、「統制された非選別利用」の理論に基づく「医療仮名加工情報制度の創設」の提案との類似点と相違点について、解説します。
さらに、ゲストに東北大学高等研究機構 未来型医療創成センターの荻島教授を迎え、具体事例をご紹介頂きながら、規制改革の「医療等データ利活用法制」の方向性について議論します。

提言書ダウンロードはこちら

登壇者プロフィール

◇鈴木 正朝(新潟大学大学院現代社会文化研究科・法学部教授/情報法制研究所理事長/理研AIP客員主管研究員)
専門は情報法。大学では主に個人情報保護法制、プライバシーの権利に関する研究、理研では人工知能(AI)と法の研究を行っている。
内閣官房のパーソナルデータに関する検討会では個人情報保護法改正、政府情報システム刷新会議では共通方針案及び政府CIO制度、厚労省ゲノム情報を用いた医療等の実用化推進タスクフォースでは「ゲノム医療等の実現・発展のための具体的方策について」を検討した。その他、マイナンバー制度の創設、JIS Q15001:1999原案の作成、プライバシーマーク制度の創設に関与した。
個人HP: https://rompal.org/

 

◇高木 浩光(国立研究開発法人産業技術総合研究所 サイバーフィジカルセキュリティー研究センター 主任研究員/一般財団法人情報法制研究所 副理事長)
コンピュータセキュリティ技術の研究に従事する傍ら、関連する法規に研究対象を広げ、これまでに、不正アクセス禁止法が規制する範囲に関する論点、不正指令電磁的記録に関する罪の解釈を巡る論点について論考を発表してきた。近年は、個人情報保護法の制定過程について情報公開制度を活用して分析し、今後の日本のデータ保護法制のあり方を提言している。著書に「ニッポンの個人情報」(共著、翔泳社)、「GPS捜査とプライバシー保護」(共著、現代人文社)など。
個人HP: http://takagi-hiromitsu.jp/diary/

 

◇荻島創一(東北大学高等研究機構 未来型医療創成センター/東北メディカル・メガバンク機構 教授)
東北大学高等研究機構未来型医療創成センター 教授。東北大学東北メディカル・メガバンク機構 医療情報ICT部門 ゲノム医科学情報学分野 教授。東北大学大学院医学系研究科 ゲノム医科学情報学分野 教授(兼任)、東北大学病院 個別化医療センター 教授(兼任)。ビッグデータメディシンセンター 副センター長。東北大学病院 医療AI人材育成拠点プログラム。2000年東京大学工学部計数工学科卒業、東京医科歯科大学大学院修了(博士(医学))。同大学助手・助教、ハイデルベルク大学 定量システム生物学研究所(BIOQUANT) 客員研究員を経て、2012年5月より東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 講師、准教授、2018年4月から現職。専門はバイオインフォマティクス、トランスレーショナル・バイオインフォマティクス、システム生物学、医療情報学。日本バイオインフォマティクス学会 理事、情報計算化学生物(CBI)学会 執行部会員・評議員、日本オミックス医学会 理事、日本医療情報学会 国際委員会委員、日本メディカルAI学会 評議員。

 

◇前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/GLOCOM主幹研究員
1978年通商産業省入省、機械情報産業局情報政策企画室長、JETRO NYセンター産業用電子機器部長、IPAセキュリティセンター所長、早稲田大学大学院国際情報通信研究科客員教授(専任扱い)、富士通総研経済研究所主任研究員、サイバー大学IT総合学部教授等を経て、2018年4月から東京通信大学情報マネジメント学部教授、この間、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会専務理事、国際大学GLOCOM所長などを兼務。

 

 

GLOCOM六本木会議オンラインでは、今後も継続して、旬なテーマをピックアップし、セッションを開催してまいります。各回のセッションの収録動画は、Youtubeチャンネルにアップし、アーカイブ化することで、いつでもご覧いただけます。
また、GLOCOM六本木会議ウェブサイト(https://roppongi-kaigi.org/)より、事前参加登録をされた皆さまには、Zoomウェビナーを介してライブでもご視聴いただけます。