2022.02.03
お知らせ
2022年1月28日(金)に開催されました「デジタルガバメントシリーズ」デンマーク(第2回)の収録動画を公開いたします。
※第2回は、安岡氏に第1回で参加者から寄せられた質問への回答を頂きました。
※本セッションは、2022年1月28日(金)Zoomウェビナー形式で、事前参加登録をしたリモート参加者約70名にライブ配信されました。
『デンマークにおける電子政府と「幸せ」の関係』
デンマークは、電子政府ランキング上位国として、この数年世界各国から注目されてきた。過去20年を振り返ると、デンマークの政府の電子化は着実に進み、確実にデンマーク市民の生活を変えてきた。さらに、コロナ禍での経験は、デジタル化による恩恵が今まで以上に鮮明となる契機となった。本講演では、デンマークのデジタル政府の現状とこれから、また、生活者として、電子化がどのように人々の「幸せ」に貢献しているのかを紹介する。
安岡美佳 (Mika Yasuoka Jensen)
ロスキレ大学准教授/北欧研究所代表/国際大学GLOCOM 客員研究員/。北欧におけるITシステム構築手法としての参加型デザインやリビングラボの理論と実践、それら手法の社会文化的影響に関心を持つ。近年では、IoTやコンピュータシステムが人々のより良い生活にどのように貢献できるか、社会におけるデジタルトランスフォーメーションをどのように進めていくのかといった社会課題の解決に、参加型デザインやリビングラボの知見を応用するプロジェクトに取り組んでいる。
「デジタル敗戦」から脱却するため、9月にデジタル庁がスタートしました。デジタル庁のWebサイトには「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を。」というミッションと共に、「Government as a Service」「Government as a Startup」というビジョンが掲げられています。
しかし、どのようなデジタルガバメントを構築しようとしているのか、何が実現され、どれだけ便利になるのかという、私たちが一番知りたいことは示されていません。おそらく、目標とするデジタルガバメントの全体構想(グランドデザイン)は、まだできていないのではないかと思われます。
そこで、GLOCOM六本木会議オンラインでは、国連が昨年7月に発表した2020年の「世界電子政府ランキング」の上位国であるデンマーク、韓国、エストニアの電子政府の現状に詳しい有識者をお招きし、日本のデジタルガバメントのあるべき姿を、みなさんと共に考えていきたいと思います。
GLOCOM六本木会議オンラインでは、今後も継続して、旬なテーマをピックアップし、セッションを開催してまいります。各回のセッションの収録動画は、Youtubeチャンネルにアップし、アーカイブ化することで、いつでもご覧いただけます。
また、GLOCOM六本木会議ウェブサイト(https://roppongi-kaigi.org/)より、事前参加登録をされた皆さまには、Zoomウェビナーを介してライブでもご視聴いただけます。