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2020.01.15

お知らせ

【公表】データ社会における競争力研究会 中間報告書を公表しました

「データ社会と競争力研究会」(主査:田中 辰雄)は、データの利用が競争力を生みだす時代にあって、政策的対応はどうあるべきかに答えることを目的とし、昨年10月より有識者からのヒアリングと討議を行ってまいりました。このたび、その中間報告書をとりまとめましたので公表いたします。

データの利用が競争力を生むことは、俗にGAFA(アメリカ)、BAT(中国)と呼ばれるプラットフォーマーが巨額の富を作り出していることから、多くの人の知るところになりました。しかし、その含意は明らかになっていません。データを集めることが有利ならデータの囲い込みを求めて新たな独占・寡占が生まれないか、また、個人情報の保護と活用の両立はどうやったら可能なのか、失われた20年でデジタル化に敗れた日本企業は、またもや破れるのかなどの疑問が生じます。

これらの問いに論拠を示して答えることは難しいですが、論点の整理はできます。現状では論点の整理もできず、危機感が独り歩きしている感が否めません。本研究会は有識者からのヒアリングをもとに論点の整理を行い、明らかにすべき課題を明らかにすることに力を注ぎました。

なお、本研究会は引き続き、最終報告に向けて活動を進めてまいります。ぜひ皆様からのコメント・フィードバックを頂ければ幸いです。

 

データ社会と競争力研究会
メンバー一同

 

GLOCOM六本木会議 「データ社会における競争力」研究会 中間報告書