開催 : 2024.08.05
オンライン
GLOCOM六本木会議は、刻々と変化するさまざまな論点を取り上げる機動力を高めることを目的として『GLOCOM六本木会議オンライン』を開催しています。
第82回は、国内の生成AI技術の開発動向とその特徴を学ぶ機会として、NTT版LLMであるtsuzumiについてNTT人間情報研究所の日高浩太所長をお迎えしご講演をいただきます。
本イベントは、オンライン(Zoomウェビナー)によるライブ配信で参加登録をされた皆さまにお届けしながら、QA機能を通じたご意見・ご質問を承ります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
Zoomウェビナー
日高浩太(NTT人間情報研究所 所長)
前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/国際大学GLOCOM主幹研究員)
GPT等の大規模言語モデルの登場により、汎用AIの実現可能性が高まってきています。NTT人間情報研究所では、GPTの課題である、言語モデルサイズ、情報の信頼性、モデルの成長性、言語以外のモーダルへの適用性、大規模学習に伴う消費電力の問題を解決する独自の高効率なLLMである「tsuzumi」を2023年11月に発表しました。「tsuzumi」の差異化ポイントは①言語モデルの小型化(コスト削減)、②日本語処理性能の優位性、③カスタマイズ性の向上、④マルチモーダル対応(身体性保有)です。「tsuzumi」はパラメータサイズが6億の超軽量版と、70億の軽量版の2種類があります。超軽量版はCPUで、軽量版は安価なGPU1台で高速な推論動作が可能です。これは、GPUクラウドの利用料金に換算すると、Open AI社「GPT-3」の1750億円と比べて、学習コストにおいて、超軽量版で約300分の1に、軽量版で約25分の1となります。また、推論コストにおいても、超軽量版で約70分の1に、軽量版で約20分の1となります(ともにNTT試算)。
◇日高浩太(NTT人間情報研究所 所長)
平成10年3月 九州大学大学院修士課程修了
平成10年4月 日本電信電話株式会社 入社
音声映像処理研究に従事
平成21年3月 慶應義塾大学大学院博士課程修了
博士(政策・メディア)
平成21年4月 NTT東日本 担当課長
平成25年7月 NTTサービスエボリューション研究所 企画担当主任研究員
超高臨場感通信技術”kirari!”を創出
平成27年7月 内閣府 上席政策調査員(科学技術・イノベーション担当)
Society 5.0政策立案推進
平成29年7月 NTTサービスエボリューション研究所 主幹研究員 グループリーダ
令和2年7月 研究企画部門 プロデュース担当 担当部長 チーフプロデューサ
令和4年9月 研究企画部門 プロデュース担当 統括部長
令和5年6月 人間情報研究所長
◇前川徹(東京通信大学 情報マネジメント学部 教授/GLOCOM主幹研究員
1978年通商産業省入省、機械情報産業局情報政策企画室長、JETRO NYセンター産業用電子機器部長、IPAセキュリティセンター所長、早稲田大学大学院国際情報通信研究科客員教授(専任扱い)、富士通総研経済研究所主任研究員、サイバー大学IT総合学部教授等を経て、2018年4月から東京通信大学情報マネジメント学部教授、この間、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会専務理事、国際大学GLOCOM所長などを兼務。
18:00 イントロダクション
18:05 講演
18:45 質疑応答
小林奈穂(GLOCOM六本木会議 事務局/国際大学GLOCOM 主幹研究員・研究プロデューサー)
◎GLOCOM六本木会議 定例会・分科会参加メンバー
◎総務省、経済産業省等の情報通信政策の担当者
◎総務省 地域情報化アドバイザー
◎GLOCOM専任・併任研究員、客員研究員、フェロー
◎GLOCOM ERP会員企業担当者
◎本テーマにご関心のある一般の方
本イベントの参加受付は終了しました。(2024.8.5 12:20)
<ご確認ください>
※本イベントは、Zoomウェビナー機能を使用して開催いたします。
※参加者の皆様からのご意見・ご質問はZoomのQ&A機能を使ってお受けする予定です。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2階
担当:小林・小島 Tel: 03-5411-6675
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