開催 : 2019.04.17
年次総会
このたび、GLOCOM六本木会議では、年次総会2019を開催いたします。分科会の各主査による年間活動報告に加え、基調講演として、慶應義塾大学総合政策学部の鶴岡路人准教授をお招きし、「揺れ動く国際秩序――米国・中国・欧州・日本関係のダイナミズムを考える」をテーマにお話いただきます。
本会議での議論を通じて、ぜひ2019年度も皆様とともに新しい社会を展望し、政策提言へとつなげていくことを期待しております。
また終了後は懇親パーティーを予定しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2019年4月17日(水)17:30~19:30 / 19:30~21:00(懇親パーティー)
国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール (東京都港区六本木5-11-16)
※会場アクセスの詳細は国際文化会館ウェブサイト(外部リンク)をご確認ください
http://www.i-house.or.jp/access.html
100名
無料
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
17:00 開場
17:30 開会ご挨拶(国際大学GLOCOM 前川 徹)
17:40 活動報告
①『サイバーセキュリティにおけるナショナルセキュリティの検討』
(主査:内田勝也)
②『教育情報化のブレイクスルー』(主査:豊福晋平)
③『データ社会における競争力研究会』(主査:田中辰雄)
18:30 基調講演『揺れ動く国際秩序ーー米国・中国・欧州・日本関係のダイナミズムを考える』
登壇者:鶴岡路人(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
19:00 Q&A / ディスカッション
19:30 懇親パーティー ※立食形式となります。お飲物・お食事をご用意しております。
戦後世界を支えてきたルールに基づく国際秩序が大きな挑戦を受けている。中国の台頭やロシアの復権に加え、「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプの米国も、世界にとっての大きな波乱要素になっている。その結果、国際秩序維持における日本と欧州(EU)の役割が増大している。しかし、欧州では英国のEU離脱(Brexit)を控え、また域内でのポピュリズムの台頭も終わらず、トランプ政権との亀裂も深まっている。日本とEUとの間のEPA(経済連携協定)の発効は久しぶりのよいニュースだったが、日本が直面する課題は複雑化している。そうしたなかでは、国際秩序をめぐるダイナミズムを立体的に捉えることが今まで以上に求められる。日米や日中、日欧に個別に対処したのでは気づかないものが増えている。例えば、米欧対立や米中対立は欧州と中国の関係などをどのように規定し、日本にいかなる影響を及ぼすのか、米国のNATO(北大西洋条約機構)軽視姿勢は日米同盟にとって他人事ですむのか。そのうえで、日本はどこに向かおうとするのか。分析力、洞察力に加えて、構想力が問われている。
登壇者略歴:
鶴岡 路人(つるおか みちと)
慶應義塾大学総合政策学部 准教授
慶應義塾大学法学部卒業後、同大学大学院を経て米ジョージタウン大学大学院留学。英ロンドン大学キングス・カレッジで博士号取得。在ベルギー日本大使館専門調査員(NATO担当)を経て、2009年から2017年まで防衛省防衛研究所。その間、防衛省防衛政策局国際政策課部員、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)訪問研究員などを務める。2017年4月から現職。東京財団政策研究所研究員を兼務。専門は国際安全保障、現代欧州政治など。
◎GLOCOM六本木会議 定例会・分科会参加メンバー
◎総務省、経済産業省等の情報通信政策の担当者
◎総務省 地域情報化アドバイザー
◎GLOCOM専任・併任研究員、客員研究員、フェロー
◎GLOCOM ERP会員企業担当者
本イベントのご案内(PDF版)はこちらからダウンロードいただけます
定員に達したため、本イベントの申込受付は終了いたしました。
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2階
担当:小林 Tel: 03-5411-6685
Mail: app[at]glocom.ac.jp ← [at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。